2009年2月27日金曜日

「何を見るか」から「何をするか」

 久々に牡丹雪をみた世界のビーチリゾートホテルレビューのヒロさんです。
 さすがに寒いですねぇ。ブルブル。

 さて、不景気が続いてる昨今ですが、既報の通り、韓国旅行は大当たり。
 安・近・短の最候補であった韓国はウオン安もあって凄いのなんのって。ホテルなんかほとんどSOLD OUTです。
 卒業旅行のシーズンでもあり、安い旅行はこれだけの不景気にありながらも意外に活況を帯びています。
 一方で、法人様の出張の落ち込みは予想以上に酷く回復の兆しも見えないのが実情です。

 このような中で、一般論を書くのも躊躇われますが、この不景気とは別に旅行業界では、若者の旅行離れが問題となっておりました。
 その理由の一つが、インターネットなどの情報過多で行った気になってしまう、ということでした。

 そんなことって本当なのだろうか?って思うんですけれどもね。

 実際、行って見るのと、ネットで見るのとでは違うはずなんです。
 人、空気、匂い・・・。
 私は、是非現地に行って、自分の目で見て欲しいなぁって思います。
 世界を知ることは、平和を考えることになりますから。自分を知ることにもなりますしね。

 一方で、体験型の商品も各旅行会社が続々と発表していまして。
 こちらは、それこそ体験型なので行かなければわかりませんヨ。
 残念ながら、体験型のツアーを見つけ出すのは、価格から探すより難しいのが実情です。
 しかし、大きな旅行会社は必ずこのような付加価値のあるツアーを企画募集しています。
 また小さな旅行会社でも付加価値を追求してる会社があります。
 是非、日頃ご利用されてる旅行会社があったら相談してみて下さい。
 あなたは、渡航先で「何をしますか?」「何をしたいですか?」

 「何を見るか」の旅行から「何をするか」の旅行へ。
 旅行形態は進化し続けています。

2009年2月16日月曜日

燃油サーチャージがやっと適正価格に近づく!

 こんばんは。
 花粉症で、悲しくないのに涙眼になっているヒロさんです。

 さて、早速ですがやっと「燃油サーチャージ」が許せる範囲の価格になります。
 
 読売新聞(2月16日18時41分配信)のニュースによるとー

ANAサーチャージ大幅値下げ、欧米線は3500円に

 全日本空輸は16日、燃料費の値上がりに応じて国際航空運賃に上乗せする燃油特別付加運賃(サーチャージ)の4~6月分の改定料金を発表した。
 料金水準を変更し、現行より8~9割安くする。

 欧米線 片道22,000円 → 3,500円
 ハワイ線 片道14,500円 → 2,000円
 アジア方面では
 香港・台湾・中国線 片道6,000円 → 500円
 韓国線 片道2,500円 → 200円

 へ値下げする。日本航空も同様に値下げする方針を固めている。

 基準となる昨年11月~今年1月分の航空燃料価格の平均は1バレル=64・22ドルまで下がった。全日空が昨年8月に定めたサーチャージ料金表に基づけば、今回の改定額は欧米線が5000円、ハワイ線は3000円となるはずだった。今後、2~4月分の平均燃料価格が60ドルを切ればサーチャージは廃止される。

 ということでしてね。

 やっと、これでまぁ仕方ないかなっていうレベルのサーチャージになったんじゃないでしょうかー。
 まぁ、韓国線なんか200円なんてせずに無料にすればいいのにっていうような不満は多少ありますけれどもね。

 特にリーマン破たん以降の不景気に渡航者数は激減したわけですけれども、この燃油サーチャージがもたらした悪影響も少なからず航空会社は反省したのでしょうかね?
 再び、燃油高騰になった時、どうするのか見ものですね。

 とにかく、4月以降、また多くのお客様が海外へ出かけられることを祈るばかりです。

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2009年2月6日金曜日

エコ割春一番WEBにみる燃油サーチャージの歪み

 北風が寒いですねぇ~。
 世界のビーチリゾートホテルレビューのヒロさんです。こんばんは。

 今回は、以前から話題にしていた燃油サーチャージのなれの果てをお見せしたいと思います。

 ご覧下さい!



 全日空のホームページに掲載されているヨーロッパ行きの料金です。
 4月1日~4月24日までの平日出発は、な、なんと29,400円
 安っ!!

 しかし、燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)が往復で44,000円かかるので、実質73,400円なのです。
 これは、ANAを責めてるのではないのですが、これって普通にエアー代73,400円って出せばいいことなんです、総額でね。
 それを、29,400って出すのは、お客様にとって不利益で紛らわしい表現じゃありませんか?
 確かにこのページの一番目立つところに燃油サーチャージのことが明記されています。
 だから、ANAは配慮してるとは思うのです。
 けれども、エアー代本体価格よりも燃油サーチャージが大幅に上まっているんですヨ。
 あまりにも不自然ですし、うがった見方をすると燃油サーチャージの仕組みを巧みに使い安く見せる手法と取られてもおかしくないのです。

 なぜ、私がこれを問題視するのかー

 それは、裏の世界で下記のような販売が行われてるからなんです。
 本来パッケージ用の航空券をエアーオンリー(ホテルなどの手配をつけないでエアーのみを売ること)で販売することは御法度とされています。航空会社が禁止してるのです。航空会社としては、航空券のみならば実入りの良いPEXといわれる正規割引運賃で利用して貰いたいんですね。
 なのに、不況になると、禁止していたパッケージ用の航空券をそっと売ってくれ、となります。
 その際に、燃油サーチャージと合わせて総額表示で販売して欲しいと言ってくるのです。
 おまけに、ネットなどでの販売に際しては航空会社も伏せてくれ、と。

 そこまで規制しておきながら、自社ホームページで堂々と29,400円で表示し、燃油との総額表示をしないんです。

 それって、ちょっとおかしくないですか?
 どうして、旅行(運送)業界ってモラルがないんでしょ!?
 どうして共存共栄が出来ないんでしょ!?

 インパクトを求めて売りたいのはわかります。
 けれど、一種の詐欺でしょ?グレイでしょ?
 こんなことまでして航空会社がやることなんでしょうか?
 
 ついでに、最近CMで流れていますが、HISさんの「燃油を弊社(HIS)が負担」という文句。
 これとて、表現は非常にグレイ。
 本来、負担できるわけないじゃん。
 表現のマジックだけでしょ?

 これって、表現の自由ですましていいものかねぇ???

 「燃油サーチャージ」は当初、燃油高騰に対応するべく救済処置だったのに・・・。
 今や「燃油サーチャージ」はマーケットの中で隠れ蓑となり、
 「燃油サーチャージ」を利用したエセの広告が増えて、
 この業界のモラルが感じられなくなってきたんだよね。

 なんだか哀しくなって絶望してしまいそうになるよ。

 それとも、自分が古いのかなぁ・・・

 


 

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2009年2月2日月曜日

JALのスッチーカレンダーがなくなる?

 こんばんは。
 世界のビーチリゾートホテルレビューのヒロさんです。

 さて、今日は日本航空が20年にわたり手掛けてきた人気の客室乗務員カレンダーの制作を、今年で打ち切るという話題。

 先日は、トルコ航空のキャビンアテンダントが人間の扱いをして欲しかったなんていう哀しいニュースが流れたばかり。時給1,200円で、着替えもトイレの中だなんて・・・。いくら正社員じゃないからって酷すぎですよね-。
 昔は、客室乗務員(スチュワーデス、キャビンアテンダント)は憧れの的だったけれど、時代の流れもあるのでしょうかー。
 憧れがあったから、1,200円でも我慢していたんでしょうけれども、雇う側も昔は破格の待遇でしたからね。そういう意味では、雇う側、雇われる側、両面とも花形でした。憧れの的になるべくしてなっていたと思います。

 今じゃ、単なる空の上のウエイトレスだろっ、なんて揶揄する人もいたりして・・・。
 
 話はそれちゃいましたが、憧れがどのこうのではなくて、日本航空のスッチーカレンダーはそれなりに風物詩だったんですよね。師走になると、このカレンダーを持って取引先に挨拶回りするのが当たり前のようになっていましたから。
 そういう意味では、もしこのニュースが本当だとしたら今回のJALの措置は淋しい限りです。
 ピーク時が1993年で、10万部。
 今年の2009年度版はその半分だとか。

 景気悪化を受けた経費削減の一環なのだから仕方ないとは思うけど、一つの文化的要素までに手をつけるのは懐の寒さに加え、心の寒さをも助長する哀しい処置だと思った次第です。
 

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