2009年1月30日金曜日

悲観的な日本人、元気だそうよ!

 食道裂孔ヘルニアのヒロさんです。
 こんにちは。
 今日からこの2日間で1月総雨量分位の雨が降るそうです。
 傘をさすのは嫌だけど、インフルエンザウイルスの猛威がおさまるならば仕方ないかな、と。

 さて、不景気が底なしの様相を呈してきましたが、日本リサーチセンター(東京)など17カ国(日米欧やロシア、中国、インドなど)の民間機関が各国で一斉に行った調査で、以下のような結果が出たんだって。

 「金融危機の影響は相対的に小さいはずなのに、日本人が先行きに最も悲観的

 同社の分析によれば、政府の対応への不満が色濃く出ており国民性と政治不信が原因としている。

 確かに、昨日の国会を見ても、100年に一度の不景気と言ってる総理大臣が、原稿の棒読みじゃぁ話にならないヨ。
 どこの国よりも早くこの世界的恐慌から脱したいって言ったって、これじゃ期待薄だよね!

 メリハリがないんだよなぁ、麻生さん。
 強烈なリーダーシップが求められてるのに・・・。
 
 ココが底だと思えば後は上昇するだけだから気持ちも晴れるけど、まだまだ泥沼が待ってそうだからね。
 でも、悲観的になってもならなくてもなるようになるんだよね。
 どうせ先の事なんてわかんないんだから元気だそうよ。
 
 もうどうにでもなれって感じ。

 国民みんなが明るくプラス思考になったら、それが何よりの景気対策なんだけどねー。
 
 データによるとこの悲観的な国民ってのが日本人やイギリス人なんだと。韓国人やアイスランド人も悲観してる。
 逆に楽観的なのがインド人。

 こうなったらカレーでも食べて元気になろう!
 って、アホか・・・。
 

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2009年1月16日金曜日

ハドソン川の奇跡と機長の責任感

 今朝、航空機事故のニュースで目を覚ました世界のビーチリゾートホテルレビューのヒロさんです。

 今朝、米・ニューヨーク市で飛び立ったばかりの旅客機(USエアウェイズ機)が、摩天楼のすぐわきを流れる厳冬下のハドソン川に不時着した。日本人2人を含む乗客・乗員155人全員が救助された。市街地での大惨事を回避して着水を成功させたベテラン機長の判断と技術、浸水する機体からの迅速な救助劇に、「ハドソン川の奇跡」と国内外から感嘆の声があがった。

 というニュース。

 お見事です!
 助かった乗客の皆さんも、時間が経つにつれて「よく無事でいられたなぁ」って思っているのではないでしょうか。
 機長は元空軍パイロットのチェスレイ・B・サレンバーガー(58)さんで、USエアウェイズでは1980年からパイロットを務めているベテランなんだそうですね。

 58歳かぁ。
 いい仕事をするなぁ・・・。

 世界的恐慌で、どの業界も、ベテランが肩たたきにあってるのではないかと思います。
 けれど、彼のような職人さんが、高年齢だとか、高給だからとかいう理由で排除されてはいけないのです!皆さんの会社ではどうですか?有能なベテランが切り捨てられようとしていませんか?

 それだけではありませんー

 機長は全員が機外に脱出したあと、2度、機内を行き来し、乗客が残っていないことを確認したというんです。
 まさに、プロフェッショナル!

 こんな機長には給料をどんどんあげて欲しいと思いますね。
 ベテランにはベテランの良さがあるんですよね。
 任務を全うすることの難しさと美しさ。
 感動します。

 そういえば、昨年11月にタイでクーデターがあった時の話。

 あくまでお客様からの情報なので、100%の信頼性はないかも知れないけども、クーデター直後、お客様より先にとっとと脱出したのはある外資系航空会社のスタッフだと聞きました。
 これが、もし本当だとしたらけしからん話です。
 
 一方、数日後、日系航空機はタイのウタパオに向かいました。
 CAは疲労困憊で待ちわびていた日本人客対して「お帰りなさいませ」と迎え、機長は「タイ ウタパオ空港に皆様方をお迎えにあがりました」とアナウンスしたそうです。
 その言葉に、涙した人がいたっていうエピソードも聞きました。
 なんという「心」を感じる話なんでしょう。

 流通の問題、経済上の問題などで航空会社も大揺れの時代ですが、実は、お客様の安全を守る為、厳しい訓練を積んだパイロットやCAたちが、半端じゃない責任感を持って航空会社を支えているのです。

 私は、このblogで航空会社に対してはきついことを書いていますが、それとこれとは別。
 良い仕事をする職人さんは尊敬しています。人間の世界においてまさに「」だと思いますから。
 プロのパイロット、CAに感謝!


 

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2009年1月13日火曜日

「観光系大学」看板倒れについて

 世界のビーチリゾートホテルレビューのヒロさんです。こんばんは。

 今回は、先ごろニュースで報道されていた「観光系大学」で、観光業界に就職する卒業生がわずか2割にとどまっている、という事について一言述べたいと思います。

 報道によると、経営能力を期待する旅行業界に対し、大学のカリキュラムは歴史や地理重視とギャップがあるのが要因で、「観光立国」を目指し昨年10月に発足した観光庁は「業界が求める人材を育てられていない」として、大学のモデルカリキュラム作りに乗り出した。

 ーというものだ。

 けれども、この報道には疑問が残る。
 経営能力を期待するってところだ。
 これは本当ではない。そんなレベルの高い話ではないのだ。
 実のところ、現場レベル、実務レベルの教育がなされていない、という事だと思う。

 旅行業界というところは、非常に薄利で、薄給なのだ。
 経営に余裕がない為、新人教育に時間とお金を掛けにくいのだ。
 したがって、経営者側は、実践向きで且つ安月給で雇いたいと思っている。
 
 そういう要求と観光系大学の教育とがマッチしていないと思われるのだ。
 
 薄給ゆえ、よい人材は他業界に流れ、いつまで経っても優秀な人材が育たない。
 結局、表現が適切ではないが、バカがバカを作り、バカだから収益構造が改善できない、となる。
 これには反論される方も大勢おられるだろう!
 しかし、働き盛りの20代後半から30台半ばの人間がかなり少ないのは事実だ。
 安い人件費ですむ若者と、もう転職できない年寄りしか業界に残っていないといっても過言ではない。
 
 ちなみに、私も大バカ者だ。本当にそう思っている。
 
 であるから、本来、観光系大学で歴史や地理の勉学をすることは間違いではない。知識の深い人間に越したことはないからだ。これに加え、実践のカリキュラムを加えればいいのだと思う。
 いわゆる「実習」だ。
 この実習を長期に設定するべきだと思う。1ヶ月くらいじゃダメだ。
 しかも、旅行には色々な分野がある。
 できれば、ホールセラー(問屋)、観光を主とするリテーラーテクニカルビジット(視察旅行)を主とするリテーラー、出張などを主とするリテーラー、修学旅行を主とするリテーラー、報奨旅行を主とするリテーラーなどいくつかの特徴のある旅行形態を種別化し、その中からいくつかを体験させたい。

 もうひとつは、希望者には、将来経営を背負って立つ人間を育てる為の教育も必要。

 私が思うに、あえて異業種(他業種)の経営などを学んだうえで、旅行業の経営を考えられるような人物が必要なのだと思う。

 「観光系大学」看板倒れについて、こんな事を思った次第です。
 
 
 

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2009年1月5日月曜日

CHANGE

 明けましておめでとうございます!
 景気が悪かろうが、いつもと変わりなく新しい一年が始まりました。
 どうぞ宜しくお願いします。
 世界のビーチリゾートホテルレビューのヒロさんです。

 いよいよ初の黒人大統領オバマ氏が金融破綻のアメリカを救うべく陣頭指揮を執ります。
 果たしてどのような政策を打って出るのでしょうか?
 その彼のスローガンを拝借して今回のBLOGのタイトルにさせて戴いたのですが、旅行業もまさに大きな変遷期であり何だか今までの慣習を破る大きな変化が起こりそうな予感がします。

 昨年は、ガソリンの急激な高騰で「燃油サーチャージ」が話題となりましたが、今年の、特に前半上期のキーワードは「ゼロコミッション」となりそうです。
 しかしながら、アメリカに右へ習え的に進めていった金融システムが崩壊し全世界的な恐慌になったことから、このまま各航空会社が打ち出した「ゼロコミッション」が実行されるのか多少疑問も出てきました。
 なぜかというと、アメリカ一番みたいな風潮が一蹴された中、ゼロコミッションも欧米に習え的な動きだからです。
 以前から書いてるように、ゼロコミッションは日本の慣習にそぐわない面を持ち合わせています。
 その上、ゼロコミッションなどでアメリカの大手航空会社ユナイテッド航空はどうなりました?
 大失敗しています。

 その失敗を知ってるのに、同じ事をやるのでしょうか?
 航空会社ってバカなの?
 これすらも右へ習えなの?
 
 日本には日本特有のマーケットがあります。
 
 もしかしたら、方針は出したものの「ゼロコミッション」を撤回する航空会社が出てくるかもしれない。
 何となく、そんな風にも思えるのです。

 CHANGE

 旅行業は大きく変わるでしょう。
 でも、どうせ変わるなら衰退ではなく豊かな業種に変わって欲しいものです。

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