2009年1月16日金曜日

ハドソン川の奇跡と機長の責任感

 今朝、航空機事故のニュースで目を覚ました世界のビーチリゾートホテルレビューのヒロさんです。

 今朝、米・ニューヨーク市で飛び立ったばかりの旅客機(USエアウェイズ機)が、摩天楼のすぐわきを流れる厳冬下のハドソン川に不時着した。日本人2人を含む乗客・乗員155人全員が救助された。市街地での大惨事を回避して着水を成功させたベテラン機長の判断と技術、浸水する機体からの迅速な救助劇に、「ハドソン川の奇跡」と国内外から感嘆の声があがった。

 というニュース。

 お見事です!
 助かった乗客の皆さんも、時間が経つにつれて「よく無事でいられたなぁ」って思っているのではないでしょうか。
 機長は元空軍パイロットのチェスレイ・B・サレンバーガー(58)さんで、USエアウェイズでは1980年からパイロットを務めているベテランなんだそうですね。

 58歳かぁ。
 いい仕事をするなぁ・・・。

 世界的恐慌で、どの業界も、ベテランが肩たたきにあってるのではないかと思います。
 けれど、彼のような職人さんが、高年齢だとか、高給だからとかいう理由で排除されてはいけないのです!皆さんの会社ではどうですか?有能なベテランが切り捨てられようとしていませんか?

 それだけではありませんー

 機長は全員が機外に脱出したあと、2度、機内を行き来し、乗客が残っていないことを確認したというんです。
 まさに、プロフェッショナル!

 こんな機長には給料をどんどんあげて欲しいと思いますね。
 ベテランにはベテランの良さがあるんですよね。
 任務を全うすることの難しさと美しさ。
 感動します。

 そういえば、昨年11月にタイでクーデターがあった時の話。

 あくまでお客様からの情報なので、100%の信頼性はないかも知れないけども、クーデター直後、お客様より先にとっとと脱出したのはある外資系航空会社のスタッフだと聞きました。
 これが、もし本当だとしたらけしからん話です。
 
 一方、数日後、日系航空機はタイのウタパオに向かいました。
 CAは疲労困憊で待ちわびていた日本人客対して「お帰りなさいませ」と迎え、機長は「タイ ウタパオ空港に皆様方をお迎えにあがりました」とアナウンスしたそうです。
 その言葉に、涙した人がいたっていうエピソードも聞きました。
 なんという「心」を感じる話なんでしょう。

 流通の問題、経済上の問題などで航空会社も大揺れの時代ですが、実は、お客様の安全を守る為、厳しい訓練を積んだパイロットやCAたちが、半端じゃない責任感を持って航空会社を支えているのです。

 私は、このblogで航空会社に対してはきついことを書いていますが、それとこれとは別。
 良い仕事をする職人さんは尊敬しています。人間の世界においてまさに「」だと思いますから。
 プロのパイロット、CAに感謝!


 

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