2010年6月28日月曜日

ガルーダ・インドネシア航空の斬新な発想

岡ちゃん、ゴメンね」という言葉が日本列島を席巻していますね。
もはや国民的行事となったFIFAワールドカップ。大方の予想に反してサムライジャパンはベスト16に入ってしまいました。
目標のベスト4まであと2勝。明日は南米の強豪パラグアイ戦です。放映権をラッキーな形で取得したTBSは鼻息荒いでしょうね。間違いなく50%は越えますよね、視聴率。紅白歌合戦より凄いんですから鼻息荒くなるのも当たり前ですけどね。

世界のビーチリゾートホテルレビュー」のヒロさんです。こんにちは。

直近の親善試合で4連敗して追い込まれた岡田監督。最後に開き直って、発想の転換をしたのが良かったのかも知れません。人選、配置換えetc。
既成概念を打ち破ったといえば良いのでしょうか・・・。

既成概念を打ち破るといえば、ガルーダ・インドネシア航空(以降、GA)。
以前よりちょっと発想が変わってるなぁ、と思っていたのでご紹介したいと思います。

かつて、テロの影響でインドネシアへの渡航者数がガタンと落ち、毎日閑古鳥が鳴いてるという時期があったんです。
通常、こういう時はカンフル剤として相当額の値引きをして売り出すものなのです。
当然、取引代理店もここぞとばかりGAに対して、値下げするように進言していました。
しかし、一向に料金が下がらない。
「なんで?」
「GAは売る気がないのか?」
なんて代理店の連中も口々に言ってました。

GAの言い分はこうでした。
「どうせ下げたって売れそうにない。一層のこと値上げしちゃおうかな。行く人はどんな事があっても行くでしょ?!」

これって、ある意味、真理じゃないでしょうか?
値下げどころか値上げしちゃえ、なんて。全く逆の発想ですもんね。
インドネシアではもともとお金持ちが貧乏な人に恵んであげるというような考えがあります。
だから、こういう閑散期は「利用する人=お金持ち」にいつもより多く支払って貰って、我がGAの運営を助けて貰えばいいや、っていうような事なんでしょう。
まぁ実際には値上げされることはありませんでしたけれども。

とにかく、面白い航空会社だなぁ。。。って密かに思っていたんです。

そうしたら、今年の2月から機内で入国審査を始めてまして。
皆さんはご存じでしたか?

長旅で疲れているのに、やっと空港へ着いても入国審査でまた1時間くらい待たされて辟易したなんて経験、誰もがしてると思うんです。
その入国審査の待機時間を解消する目的で、GAが機内での入国審査を始めたわけです。
評判が良いみたいですねー
確かにこれは画期的なシステムですよね。
日本からインドネシアへのすべてのGA便に2名の入国審査官が搭乗してるようですね。
お客様は席に座ったまま入国審査が済むんです。
機内での入国審査を導入している航空会社は、ほかにはないと思うんですが、なぜ他の航空会社はGAのような発想がないんでしょう。
どちらかというと、サービス低下の話題ばかりで・・・。

確かに、このシステムの場合、入国審査で足止めされない分、バゲージクレームでの待ち時間が長く感じられるというデメリットもあります。
この件については、再考の余地はありますが「機内で入国審査」というシステムは、既成概念を打ち破った発想の賜物だと思うのです。

恐るべし、インドネシア人。
と、私は思うんですが皆さんはどう思われますか?

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