2010年1月15日金曜日

弱気のJAL、強気のANA

ヒロさんです!
世界のビーチリゾートホテルレビューを運営しています。

それにしても暖冬だったはずじゃ?
結構、寒い冬となってきましたね。
大雪の地域は大変かと思います。頑張って乗り切って下さいネ!

さて、弱肉強食は世の常ですが・・・
ご存じの通り、JALとANAの立場は大きく変わりました。
実際、JAL離れの現象は起きています。
JALもANAも両方飛んでる路線ではJALは苦戦しているようですね。

しかしー

ANAは、今こそ足元を固め、調子に乗らずもう一度サービスを見直すべきです。
JALの惨状を「明日は我が身」と思えるか、が大事でしょうね。

早速、試金石となる施策の違いが発表されました。

国際線においてですが、私が散々悪法だとたしなめてきた燃油サーチャージ
ついに、2月1日発券分よりJALとANAで大きな差が出てくるんです!

下記の数字を見て下さい。金額は往復分です。

■欧州・北米・中東行き
JAL 14,000円
ANA 21,000円

■ハワイ・インド行き
JAL 8,000円
ANA 12,000円

■タイ・シンガポール・マレーシア行き
JAL 6,000円
ANA 9,000円

■ベトナム・サイパン行き
JAL 4,000円
ANA 6,000円

■香港・台湾・中国行き
JAL 3,000円
ANA 5,000円

■韓国行き
JAL 600円
ANA 1,000円

如何です?
ヨーロッパへ行くとなると、7,000円の違いですよ。

ここで、ちょっと考えて下さい。
あれっ?
って思いませんかー

燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)は、ガソリンが高騰した為に現行の航空券代金ではやっていけないので別途サーチャージという形で補填するんでしたよね。
明らかに、JALはやっていけない状態な訳ですから、JALの方が燃油を多く取るべきじゃないですか?

おかしいですよねぇ・・・

これを深読みするとー

燃油サーチャージがお客離れの一因だと云うことをJALは認めたってことじゃないですか?
乗って貰わなくちゃいけないっていう叫び声が聞こえません?
一方、ANAは今のJALの情勢だったら燃油を上げてもANAに乗ってくれるだろう、という読みなのでは?
要するに
タイトルに書いたように
JALは弱気になった。
ANAは強気
もしくはANAは従来と変わらないスタンスだけれども、JALが弱気になった為、強気に見えるようになったってことじゃないでしょうか。

ちょっとANAを庇いましたが・・・
本当はANAは間違いなく強気なんです!
私の友人のマイラーの報告では、JALが凋落した途端、ANAはマイルを使うと座席が全然取れなくなった(もしくは取りづらくなった)ということです。
これなんかもANAが強気になったと言われる所以ですね。

JALの年間のマイル利用による、ある意味不良債権は50億に上るそうです。
そういうことから考えれば、ANAがマイル利用を絞ってるのは予想できますよね。
絞っても、ANA離れは起きないだろうということで。
そもそも航空会社はマイレージを乱発し過ぎましたから・・・。
利用されると収益が出ないんです。
使わず、貯めてくれると儲かるんです。
失効してくれれば最高なんです!

とにかく、JALは上場廃止になっても飛ぶはずです。
もし、ここでANAが謙虚になり、より一層のサービスに努めたらJALの再建には相当な時間を要するでしょう。
しかし、ANAが有頂天になって調子こいたら、あっという間にJALに逆襲されるでしょうね。

おそらく、そういう意味では両者には大きな分岐点が来ています。
皆さんも関心を持ってJAL vs ANAを見届けて下さい。
これは、私たちの人生にも当てはまることですから・・・。

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