2009年7月23日木曜日

燃油サーチャージ復活の悪夢

おはようございます!
ご無沙汰しておりました。ヒロさんです。
世界のビーチリゾートホテルレビューを私的に運営しております。

さて、昨日から今日にかけて報道されていますが、全日空と日本航空が10月より燃油サーチャージを復活させる方向性を示唆しました。

私は、過去のblogでも散々この悪法をたしなめてきました。
航空会社はジェット燃料の基準を60ドルで見ている為、たとえば5~7月の国際価格が平均70ドル程度まで上昇しているので厳しい、というのはわかるんです。

でも、バカじゃないの?
っていうのは、このやり方をなぜ変えないのかってことなんです。

08年に一時、欧米線で片道3万3000円まで上昇し、国際線の需要減の一因になった既成事実があるのに、なぜ同じ方法を取るのか???
同じ事をやって同じ結果を生んだらバカでしょ!?
違います?
お客様は、「乗らない」という意思表示で、「NO!」を突きつけたんですヨ。

私は、運賃を上げるな、といってるわけではありません。
あげて結構!
けれども、付加運賃という方法、しかも、下手をするとエアーの基本料金より高くするようなこの方法は絶対にダメだといいたいんです。

現に、皆さんはご存じないと思いますが、たとえば日本航空の10月以降のパッケージ用料金は軒並み値上げを予定しています。方面によって違いますが、5,000円~15,000円くらいの幅で値上げ。
ちゃんと、料金を上げるという手を打ってるじゃないですか!!
その上に、サーチャージですか!?
エアー代だけで調整すればいいでしょ?違います?

そもそも、いつまでジェット燃料の基準を60ドルで計算するわけ?
基準を変えればいいじゃんって話でしょ?
エアー代だって、少なくとも年2回に改訂できる時期があるでしょ?
料金見直しを4回だってできるわけだし。

もう一度書きます!
バカじゃないの?
同じ失敗を繰り返そうとするなんて。

私が日本航空の幹部だったらー
お客様に説明をして、「わかりやすい料金体系を目指します。ガソリンの高騰で、料金を上げざるを得ないが、燃油サーチャージという制度はやめます。その代わり、基本料金を数パーセント上げさせて頂きます。ガソリンがまた、落ち着きを取り戻し、価格が下がりましたら、エアー代も値下げしたり。サービス向上という形で反映させますので。。。」
とか、
「ゼロコミッションを本年4月から施行させましたが、検討した結果10月からはコミッション制に戻し、旅行代理店様に協力を頂いて多くのお客様に日本航空をご利用頂くように努力して参ります。。。。」
とか。
代理店のコミッションと、お客様を直接相手にして、クレーム処理をしたりする維持費と比べたら、代理店にコミッション支払ってる方がよっぽど経費削減になると思いますけどね・・・

私なら、今や色々な意味で押され気味の全日空に対抗して、日本航空独自の施策をします。
全日空が燃油サーチャージを取り、日本航空がお客様の視点に立ってサーチャージを取らなければどうでしょう?
その経営理念にお客様は、日本航空を選ばないでしょうか?
トータルで同じ料金だったら、絶対に日本航空を選びますよね。(もちろん、マイレージなどの付加価値の差で選ばないこともあるでしょうが)

特に日本航空!
本当に、この数年、全日空に比べて後手後手もいいところ。
どうしちゃったの?
頑張ってよ~!

先手を打つ!
独自路線の手を打つ!
お客様の視点で考える!
旅行代理店を救う、見方にする!

基本に戻って頑張って下さい!
ひゃぁ~、これって自民党の話みたい・・・

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