2009年6月12日金曜日

餅は餅屋なのか!?

こんにちは。とうとう新型インフルエンザフェイズ6となりました。
これから一体どうなっていくのかー。
あ~ぁ。
ため息出るも具体的な近未来の予想図が描けないヒロさんです。

さて、今日は餅屋は餅だけ作ってりゃいいのか?いけないのか?って話です。

餅は餅屋
これは、結局は専門家に任せた方が良いっていうような意味合いの言葉ですよネ。

さて、日本航空のweb(上の図)をご覧になって下さい。
もう航空会社って感じじゃないですよね。
まるで旅行会社です。

そして下の図。
ランドオンリーって、あなた!
業界の用語そのままじゃん。
日本語に訳すと、地上手配のみって事ですね。
これって航空会社のすること?

余談ですが、旅行業界の人だって、いまだにランド(Land)をラウンド(Round)なんて云っちゃう輩がいるくらいなのに、一般のお客様にランドオンリーだなんて、ちょっとびっくり。
昔はお客様にエアーなんて表現もしなかったと思うんですけどね。今は普通に使われていますし。今は、ランドオンリーなんて言葉も受け入れられるんですねぇ。



話は横道に逸れちゃいましたが、一方で、旅行会社はどうなんでしょう?
実はコチラも問題がありましてー
本来の旅行会社がすべきだった包括的な旅行の手配をせず、簡単で収益になる航空券単体の販売(エアーオンリーを略してエアオンという)に力を入れてきたのも事実なんですよね。
まるで、航空券単体の販売だけが旅行会社の仕事みたいなー
簡単に販売出来るってことは誰でも出来るって事で。
誰もが出来るって事は競争が激化するって事ですよねぇ。

つまり、今の旅行業界。
この惨状はなるべくしてなった、ともいえるんですよね。
包括の手配は、やはり研究しなければなりません。知識も必要ですから簡単ではありません。
スタッフの教育をしなければなりませんから、ついつい楽をして航空券販売だけで生計を成り立たせようとしたんでしょうね。
間違いなくそのつけが今来ているんです。

旅行会社はまるで航空会社のようになり。
航空会社はまるで旅行会社のようになってきました。
奇妙な逆転現象。
他人の芝生が青く見えたのでしょうか・・・

しかしー
もう一度書きますが、餅は餅屋。

おそらく、航空会社は航空券だけ売ってたほうが良いという判断になるでしょうし、
旅行会社は、根本に戻って航空券だけじゃなく包括的な手配をしていかない限り生存出来ないんだと思います。

ゼロコミッションを4月から施行している日系航空会社ですが、10月から以前のコミッション制に戻すんじゃないかという噂が出始めました。

要するにー
webの販売だけではダメなんですよ!
そういうことじゃないですか?

ある餅屋が餅を作るだけでなく、餅を自分のところで全部売ろうとした。
途中の流通にかかる経費を削減すれば、お客様にはもっと安く売れる。
安くすれば、たくさん売れるだろう。
売れば売るほど儲けもあるだろう。

どうなりました?
どれだけ赤字なんですか?
流通にかかる経費の方が、よっぽど安くあがったんじゃないですか?
まさか、未来永劫、景気が良くて平和が続くなんて思っていたんですか?
販売のプロに任せなくても売り切れるとお思いでしたか?

少なくとも販売のプロである旅行代理店の仕入れより、航空会社から直接し入れたお客様の方が安いっていう流通破壊は天罰が下ると思いますヨ!

航空会社さん、現状を再考して欲しいです・・・。

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