2008年8月25日月曜日

全日空「プレミアムクラス」CMに排除命令

 こんばんは。月曜日から雨が・・・。
 憂鬱な1週間の始まりです。世界のビーチリゾートホテルレビューのヒロさんです。

 今日は、タイトルの誇大広告について。

 産経新聞およびYahoo!ニュースによるとー

 「全日本空輸(東京都港区)が4月にサービスを開始した国内線の「プレミアムクラス」の広告に、当時はどの機体にも導入されていないのに、ゆったりした新型座席の写真を掲載したとして、公正取引委員会は25日、景品表示法違反(優良誤認)で同社に排除命令を出した。
 公取委によると、全日空は2~3月にかけて、通常の料金に上乗せすることで利用できるプレミアムクラスを導入したことを新聞広告で告知し、三国連太郎さんと佐藤浩市さんを起用した写真広告を掲載した。産経新聞でも2月2日と3月28日に広告を掲載した。
 プレミアムクラスは、専用のカウンター、バーラウンジを使用できるほか、優先搭乗、機内食の提供、通常より良い座席を利用できる。
 しかし座席に関しては、サービス開始時に広告と同じ新型座席に替えていた機体はなかった。また、同クラスを導入した1日360便のうち、87便では座席を改修し、前後の間隔を広げただけのものだった。残る273便は従来と同じ座席を使用し、改修もしていなかった。CMと同じタイプの座席は、8月現在で8機で導入している。
 全日空広報室は「公取委の判断を真摯(しんし)に受け止め、今後の再発防止に努める」としている。」

 ということなんだけど。

 この業界は、規制緩和や価格破壊がどの業界よりも進んでいる為、大きな変換期を迎えているんですよね。
 中間マージンをなくすことによって、メーカーである航空会社が直接お客様に販売していこうとしてる事は、過去のblogでも散々書いてきました。

 けれど、お客様は慎重に!

 いいですかー?
 表題のような「騙し」「詐欺」とも云えるような広告に振り回されてはいけません。
 たとえば、このほかにもー
 WEB割とやら。
 安いですけど。よーく考えてみて!!
 何席用意されてるか表示がないんですよ。
 たった1席かもしれないし、下手すると席の用意がないかもしれないんです。
 HISだって、たとえば100名限定って激安ツアーの募集をしてますよね。
 安さで煽って、もうお取りできません。プラスxxx円でお座席のご用意は出来ますって。
 こんなやり方、アンフェアじゃないですか?
 少なくとも、お客様に親切な表示とはいえないですよねぇ。

 別の例で。
 マイレージを貯めて、アップグレードをしようと思ってるお客様!
 最近、アップグレードできないケースって多くありません?
 これとて、アップグレード用の座席が何席用意されてるかわからないのです。
 これも、不親切!

 今までは、このようなクレームや不信感を旅行代理店にぶつけることが出来ました。
 でも、これからはー

 確かに安いかもしれない。
 でも、お客様がしっかりとしなければ、航空会社のグレイなサービスに振り回されることとなりますヨ。
 
 今回のニュースで、何だか大手航空会社の広告すら信用できないのかと思うと、中国の餃子事件となんら変わらないんだな、って思いました。

 流通が変わっていく事は、時代の流れもあり仕方ないのかもしれません。
 けれど、価格ばかりを求めていくということは、サービスの低下を招くことにもなりがちなのです。

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