2009年5月7日木曜日

GOEMONは完成してるのか?

おはようございます。ヒロさんです。
皆さんは、楽しいゴールデンウイークを過ごされましたか?
一昨日から天気も悪くなってちょっと残念でしたけどね。
私は加熱する新型インフルエンザのニュースに憂いながら、これといって予定も立てずのんびりしておりました。
そんなゴールデンウイークの中日にふと思い立ち、「GOEMON」という映画を観てきたんです。
今日は、その映画のお話し。

正直言って、面白かったですね。
だから、是非皆さんも映画館に足を運んでみて下さい。
その名の通り天下の大泥棒、石川五右衛門が主人公です。
テンポ良く展開していくし痛快なんですが、織田信長豊臣秀吉徳川家康が天下を盗っていく乱世の中での面白い解釈が、歪んだ人間像を創り出す危険も感じました。
豊臣秀吉は悪い人、残酷な人で、織田信長は可哀想みたいな。。。。

さて、本題はここからー
制作秘話から想像するに、監督の紀里谷和明氏は相当な時間を掛けて編集をしたようなのです。確かに、CGは素晴らしく日本もココまで来たかぁって感じでした。
1年くらい編集に時間を割いていたって噂です。
おそらくこだわり続けて情熱を傾けた作品ゆえに、手直しをし続けてるうちに完成仕切れなかったのではないのか?というのが私の推測です。
いや、既に公開されてるんだから完成ではあるんですが。
私がいってるのは、紀里谷監督の心中です。
何をもって完成というのか。
時間があって、ビジネスじゃなかったら永遠に手直しをし続けていたかもしれないって思ったんですよね。
そういう意味で言えば、「完成」ではなく「妥協」なのかもしれません。

私は、ほんのちょっぴりですが写真を勉強しています。
デジタルカメラになって、「撮る」ことに加え、「編集」する作業が大きなポイントを占めるんです。あまりにも細かい手直しが出来る為に、どこで満足、どこで良し、とするのかが大変難しくなって来ました。

話は飛んじゃうかもしれませんが整形手術なんかもそうかもしれません。
マイケルジャクソンの鼻を見てると思っちゃいます。
手直しに手直しを加えて行くうちに、原型の良さを失ってしまう可能性があるのではないかと。この加減が難しいのでしょうね。

話を戻しますが、私の憶測ですが結論を。
公開されてる「GOEMON」は監督にとって妥協の作品。
実は監督のご自宅に未公開だけれども完成された「GOEMON」が眠っている。
いや、もしかしたらまだ手直しが続いてるかもしれません。
そしてー
本人が妥協してるにも関わらず、映画がヒットしている事実に複雑な心境でいるのではないでしょうか。
嬉しいけれども、こんなものなのかな・・・って。
ビジネスと芸術。
相容れない部分がそこにはあるのです、きっと。

私の性格って歪んでる?

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