2008年9月24日水曜日

王監督退任について想う

 この時期、晴れた日は何ともいえない心地よい風が吹きますよね。
 何となく気持ちが良いヒロさんです。
 データ更新が牛歩の世界のビーチリゾートホテルレビューの管理人です。

 さて、今日は昨日、あの王監督が退任すると記者会見したことを受けて感想を述べたいと思います。
 私は、広島県出身ですが、東京育ちです。
 約45年前、広島から上京したとき、巷は「巨人、大鵬、玉子焼き」でした。本当に、その言葉どおり。
 子供はみんなジャイアンツの野球帽をかぶってましたから。
 東京で、広島ファンは生きていけませんでしたよ。ほぼ100%がジャイアンツファン。テレビもラジオも新聞もぜーんぶジャイアンツ一色。

 川上監督の下、黒江、土井、柴田、高田などいぶし銀の選手がいて、大スターの長嶋、王が君臨してたころです。
 私は、アンチジャイアンツ。めちゃくちゃアンチ。それゆえ、ちょっとしたジャイアンツファンよりジャイアンツのことには詳しかったんです。だから、本当はどこかでジャイアンツファンなのかもしれませんね。
 それはともかく、あまりにジャイアンツが強い為、時々、憎しみにも近い感情が生まれたものです。
 それなのに、王貞治選手にだけはどうしても、憎めなかったなぁ。

 ジャイアンツをやめ、1981年から3年ジャイアンツの監督を務めているけれど、なんと1995年から万年Bクラスの福岡ダイエーホークス監督に就任。
 僕は、びっくりしたのを鮮明に覚えています。
 

 だって、あの看板選手だった王が巨人を捨てるなんて・・・。
 巨人というブランドを捨てるんですよ!?
 普通できないでしょー。
 他球団の監督を務めるということは、もうジャイアンツには戻れない、戻らないって事ですから。
 しかも、当時ボロボロの球団ですよ、福岡ダイエーホークスって。
 
 それから、僕は、王貞治を尊敬するようになっていましたね。
 巨人の枠を超えて、いち個人に魅了されてしまったんです。
 王さんはー
 看板を捨て、野球そのものに情熱を注ぐ人なんだって。
 野球界全体のことを考えてる人なんだって。

 卵を投げられたこともあって、相当苦労された事でしょう。
 でも、本当に素晴らしい野球人ですよね。

 アメリカにいる城島選手の談話の中に、王さんのこんな教えがあるとー

 「1試合しか来られない人がいる。お前にとっては140分の1のゲームであり、10何年経てば、2000試合分の1かも知れないけど、きょうしか来られない人が、この中には多分いるだろう。そのためにも出続ける義務が、選手にはあるんだよ」

 なんて、立派な人なんだろう。
 ファンをこれほど大切にしているなんて・・・。

 ますます、僕は尊敬してしまいました。
 王さん、暫くは、ゆっくり休んで下さい。

 でも、また帰ってきてね。
 そう思う自分でありました。

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